火曜, 10月 23, 2018

3Dパラグライダームービー ~編集後記

  • 作成日 2010年7月31日(土曜)07:55
  • 参照数: 5814

先週7月25日に2台のムービーカメラを使ってパラグライダーで空撮した動画から「3D」ムービーを作成。YouTubeで公開した。

HD非対応 http://www.youtube.com/watch?v=5t744ppRUt4

HD表示   http://www.youtube.com/watch?v=5t744ppRUt4&hd=1

これはその編集後記として書き留めた。

まだあまり知られていないが・・・かくいう私もつい2週間前まで知らなかったが(笑)、YouTubeは昨年から3D処理の試験運用を始めている。

これを使うには、動画アップの際に、タグを1つ、2つ追加しておくだけなのだが、アップした動画は3D動画として処理され、動画の下には「3D」ボタンが表示されるようになる。ボタンにマウスが乗せれば、視聴者はさまざまな表示方法から自分にあったものを選べるという仕組みだ。

製作側は動画を「平行法」で作成してアップすればよく、あとの表示方法の処理はすべてYouTube側で行ってくれる。

ちなみに記事執筆日現在、表示方法はこれだけあるが、ローインターリーブについてはαテスト版となっている。

  • 3Dメガネ(赤/シアン):フルカラー
  • 3Dメガネ(赤/シアン):Optimized (Dubois)
  • 3Dメガネ(赤/シアン):Black&White
  • 3Dメガネ(アンバー/青):フルカラー
  • 3Dメガネ(アンバー/青):Black&White
  • 3Dメガネ(緑/マゼンタ):フルカラー
  • 3Dメガネ(緑/マゼンタ):Black&White
  • 平行法
  • 交差法
  • ミラー・スプリット
  • ローインターリーブ1(αテスト中)
  • ローインターリーブ2(αテスト中)
  • 左目側の画像のみ
  • 右目側の画像のみ

ちなみに3Dメガネ(赤/シアン)で表示させた場合はこのようになる。(画像は静止画なので動きません)

3dparagliding_image.JPG

専用メガネがなくても、「マジカル・アイ」などの「目の良くなる本」をちゃんと立体視できる方なら、平行法か交差法を選べば裸眼のままでも3D動画としてみれるので試してほしい。 私は、平行法はだめだが、交差法なら得意だ。だから特に専用メガネもなしで動画も立体視できた。

さて、動画撮影については、3D専用のデジカメやムービーカメラを使わず、ヘルメットに左右2つのカメラを固定して撮影した。

1台のカメラで撮影した動画でも、擬似的に3D化する方法もあるが、やはり基本は2台撮り。カメラのレンズの間隔がちょうど左右の目の感覚になるよう調整して、アルミ板を切り出し、固定用の部材を製作した。

カメラは三脚ねじで固定しているが、万一の落下防止対策もしておく必要があるだろう。

20100730_183137_PENTAX Optio A40_640.jpg 20100730_183304_PENTAX Optio A40_640.jpg

撮影は1回で終了し、両方のカメラとも正常に撮影できた。カメラにはズーム機能があるので、撮影前に必ず双方のズーム位置を合わせておかないと、映像の大きさが合わなくなるので注意した。

さて、編集だが、単にカット編集したものを左右に並べれば良いと思われるが、それが簡単にできそうでなかなか大変だった。

私は映像編集はまったくの素人で、しかもメインで使ってきたPCが7年以上経過したものでは、さすがにハイビジョンの動画編集には対応できず、しばらくこの分野からは遠ざかっていたことが一番だが、今回使用したノートPCは2年前に購入したものだが、作業中に高熱で突然シャットダウンしてしまうことが数回あった。やはり内部空間的に余裕のあるデスクトップでないと、ハイビジョンの動画編集は厳しい。

次に、最近のハイビジョン化に伴って増殖しつつある映像用のコーデックに、どのアプリが対応し、またできていないかがほとんどまだ理解できていないこと。

ネットを調べて、今回のような3D編集に便利と書かれていた”QuickTime Pro”を用意したのだが、Windows版は私のカメラの動画のコーデックに対応しておらず編集どころか再生すらできかった。Mac版だったらプラグイン追加すればOKだったのに。

急遽”aviutl”に変えて編集。

私が今回こだわったのは、動画の画質を極力落とすことなく編集を行いたいということ。

動画編集用のアプリは、”Premirere”や”VideoStudio”、”TMPEGEnc”といった有料のアプリも手元にあるが、ちょっとしたことで使い方を誤ると、せっかくハイビジョンで撮影したものも、レンダリングを重ねてみるみる画質が落ちてしまう。

撮影済の動画は、フルHD(1080i)ではないが、1280 X 720のHD画質。編集で画質を落としてしまってはもったいない。

aviutl”はフリーウェアながら、「無劣化」での編集が(も)行えるという点で以前から重宝しているアプリである。

カット編集でのポイントは残すべきフレームの先頭がキーフレームとなっていることだが、”aviutl”を使う際はキーフレーム表示にチェックを入れておくとわかりやすい。

ただ、左右別々のカメラで撮影した動画は、動画のキーフレームの位置が異なっていて、左右の動画を1フレームのずれもないよう同期を取りながら劣化しないようカット編集するのは、なかなか大変だった。ようやく編集のコツがつかめたので次回以降は早くできるだろう。

また、音声は映像カット編集の際、分離して保存しておき、映像と音声は別々に連結した。音声編集にはこれまたフリーの”Audacity”を使い、オリジナルの音声に著作権フリーの音源をミックスしてできたものを、映像に読み込んでいる。

※実は最初は音声なしで編集を終え、YouTubeアップ後にYouTubeライブラリの音源を使って音入れしたのだが、この機能を使うと、動画が3D対応でなくなってしまった。(涙) せっかく時間をかけてアップした動画だったが、削除して再度編集段階に戻って音入れをしたものを再度アップした次第。

画質優先で作業を行ったので、画質劣化を伴うレンダリングが必要な、テロップやトランジション(画面切替)などは入れていない。見栄えは良くないがこれ以上深追いはしないでおこう。 ちなみに完成した動画は1280 X 720 のサイズを左右横に並べているので、2560 X 720 となっている。

4分間、800MB強の動画だが、フルスクリーン再生はもちろん、HD再生にも対応している。 ただ、YouTubeにアップした時点でやや画質が劣化してしまったようだが、久々の動画編集で時間もかかったがこれで良としよう。

さて、次回だがグライダーにカメラ2台付けで頭上からの3D撮影もやってみたい。

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