概要:
Root化したNook Simple Touchで Android Debug Bridge(ADB)を使うための手順について備忘録として書き留めておくもの。
必要があって、Touch Nooter 2.1.31 を使ってRoot化した Nook Simple Touch とPCを、Android Debug Bridge (ADB)で接続しなくてはならなくなった。
PCは、Windows7 64bit
しかし、Nook Devsで解説されている手順(Nook Classicが対象)や、こちらの一般的なAndroid機の手順では、Nook Touchが認識できなかった。
その後悪戦苦闘しながらも、以下の方法で無事ADBに接続できたので、手順を書き込めておく。
手順:
STEP1 JAVA SEのインストール
・ JAVA SE Development 7 Kit Downloads から JAVA SE の最新版をダウンロード
・ ”Accept Licence Agreement" にチェック
・ 32bitなら”Windows X86”版を、 64bitなら”Windows X64”版をダウンロード
・ダウンロードしたファイルをダブルクリックし、画面の指示に従ってインストール。
STEP2 nook coloe easy ADB パックのインストール
・以下のリンクから nook-color-eadyADB-0.3.exe をダウンロード
・Nook TouchをPCとUSB接続している場合は、一旦USBから外しておく
・コントロールパネルから、Windows Update の更新を停止しておく
・ダウンロードした nook-color-eadyADB-0.3.exe を起動
・解凍先はc:¥
・以降画面の指示に従って「はい」で作業を進める
・インストールが完了
・c:\android-sdk-windows\ 以下に必要なツール、ADB用USBドライバーがインストールされる
・コマンドのpathに c:\android-sdk-windows\ が追加されている
STEP3 Nook Touchを接続
・Nook Touchで、Nook Color Toolsを起動。All Settings>Development>USB debugging のチェックボックスにチェックを入れる
・Nook TouchをUSBでPCに接続
STEP4 デバイスマネージャーからADB用USBドライバーをインストール
・PC側でデバイス・マネージャーを開く
Windows7 64bit の場合以下の方法で開ける
スタート>コンピューター>システムのプロパティ>デザイスマネージャー または スタート>コントロールパネル>システムとセキュリティ>デバイスマネージャー
・デバイスマネージャーを開くと、ほかのデバイスに Nookが表示されている
・Nookをクリックし、ドライバーを更新。更新する際は、ドライバーの在り処をc:\android-sdk-windows\usbdriver を指定
・ドライバー更新が終了したら、デバイスマネージャーでは、以下のとおりAndroid-phone の項目が追加されていることを確認。(ほかのデバイスにはNookがないことを確認する)
STEP5 ADBを起動し、Nook Touchが認識できることを確認
以上
なお、これらの作業は以下のリンクの情報に基づく。但し、リンク中のnook-color-eadyADB のダウンロードリンクがリンク切れとなっているため、STEP2のリンクからダウンロードを行うと良い。
追記
通常のAndroid SDKのインストールでは、SDK本体やツールのインストール先は、32bit版では C:\Program Files\Android\android-sdk\ 64bit版ではC:\Program Files(86)\Android\android-sdk\ となるが、 nook coloe easy ADB を使うと、 c:\android-sdk-windows\ となってしまう。このため、今後SDKを使う上で何らかの支障を来たすことがあるかもしれない。