水曜, 9月 03, 2014

Xperia ray (SO-03C) とSIMロック解除

  • 作成日 2012年9月10日(月曜)12:00
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概要:

2011年4月以降発売のドコモ端末で対応可能となったSIMロック解除。でも、他社でのデザリングでの利用を考えているユーザーはご注意ください!

 

個人的な実験のために、GPS内蔵のAndroidスマホが必要となり、ドコモの2011年夏モデル「Xperia ray SO-03C」(ソニー・エリクソン)を購入。

数あるAndroidスマホの中で、「Xperia ray SO-03C」(ソニー・エリクソン)を選んだのには、いろんな理由があり ・・・

  • 実験には「デザリング機能」が使える機種が必要で、デザリングを解禁していないソフトバンクの機種はパス。ドコモでは2011年夏モデルからデザリング機能を標準装備(解禁)している。
  • スマートフォン・オブ・ザ・イヤー2011に選ばれた、Xperia acro SO-02C より少し遅れて発売されたモデルで、ユーザからの評価も高い。
  • スカイスポーツで利用するのため、「GPS」の精度や、電波の掴みの良い本モデルを選んだ。できれば気圧センサー内蔵のもの(注) が欲しかったが予算的に断念。
  • 発売開始から1年経過し、値段がこなれている。ヤフオクでは新品で¥15,000前後とお手頃だったこと。

  (注)気圧センサー内蔵のスマホには、GALAXY Nexus SC-04D,GALAXY Note SC-05D (サムスン)、日本未発売だがXperia GO/Advance, Xperia Active(ソニーエリクソン)などがあります。

 

xperia_ray

私はソフトバンク契約のため、SIMロックがかかったドコモ端末では通話、通信ともできませんので、実験終了とともに、SIMロック解除はツールを使い自分で行いました。

ドコモ店頭でのSIMロック解除はしていません。

 

ご存知のとおり、SIMロック解除だけなら、いまではドコモ店頭でも対応してくれます。

ドコモの携帯電話は、2011年4月以降に発売されたものについて、原則として手数料(3150円)を支払えば、どの携帯電話事業者のSIMカードでも使えるようにする「SIMロック解除」をしてもらえます。

対応機種かどうかは公式ページの対応機種一覧を見てもらえばわかりますが、一覧には今回のSO-03Cも含まれています。 公式サイト情報

 

simunlock

 

しかし、ドコモでのSIMロック解除には落とし穴があることをご存知でしょうか

 

それは、デザリング利用については、依然としてSIMロックはかかったままというも

このため、SIMロック解除後も、人気のb-mobileなどのMVNO(仮想移動体通信事業者)のカードを入れてもその事業者を利用したデザリングができません。。

 

なぜそうなるかというと・・・

 

ドコモ契約ユーザーはデザリングを利用するには、spモードの契約が必要となっています。 ドコモ注意事項

では、ドコモではデザリングでの通信中、それがspモード契約者であるかどうかをどのように判断しているのでしょうか。

ドコモに限ったことではないのですが、事業者は、どのアクセスポイント(APN)を経由して通信が行われているかどうかで、ユーザーの通信手段や用途、端末機種を把握しています。(中の人ではないのであくまで想像ですが)

 

具体的には、”ドコモ端末”で「デザリングをオン」にすると、端末内部のAPNの設定が自動的に、「隠しAPN」に”強制的に”切り替わるようになっています。

通常APNはspmode.ne.jpに設定してあるのですが、テザリングをオンにしたときだけ、この隠しAPN (敢えてAPN名は書きません) に切り替わり、テザリングをオフにすると再び元のspmode.ne.jpに戻ります。

この隠しAPNこそ、spモード加入者のみ使えるテザリング専用アクセスポイントなのです。

 「隠しAPN」と書いたのは、デザリングをオンにすると、APN設定がグレー表示となり、APN表示も、またユーザによる変更もできません。

 

この仕様、ドコモで契約して利用している分には規約通りであり、まったく問題ないのですが、ドコモ端末をSIMロック解除し、他社のSIMカードで運用したいというユーザにとっては、困ったことが起きてしまいます。

それはこのデザリング設定によるAPNの強制変更は、ドコモのSIMロック解除後も維持されたままだということです。

 

このため、例えば日本通信のb-mobileでは、dm.jplat.netというAPNを使いますが、SIMロック解除した(はずの)ドコモ端末にb-mobileのSIMカードを挿し、テザリングをオンにすると、APNが、ドコモの隠しAPNに強制的に切り替えられてしまうため、b-mobileからは利用できずテザリングに失敗します。

 

ここでは現状の説明にとどめますが、同社「SIMロック解除に関する注意事項」では、「他社のSIMカードを挿入して利用される場合、ご利用いただけるサービス・機能・ダウンロードしたアプリケーションなどの利用が制限される場合があります。」と書かれているだけ。

デザリングを目的とするならば、ドコモ端末を店頭でロック解除しても手数料(\3,150)の無駄といえそうです。

 

幸い、Xperia ray (SO-03C)を含む、Xperiaでは、Root化(APN強制を解除できるようになる)と、Omnisのツールを使ったSIMロック解除の方法が確立されていて、自分で行えて手数料も2千円ほど。もちろんデザリングも他社SIMで運用できます。 参考サイト

Xperiaを選んだのは、実はこんな理由も。

  • Xperiaシリーズは「Root化」がしやすいこと。さらにBootloaderをアンロックしなくともRoot化が可能
  • スマホが起動しなくなった(文鎮化)としても、復旧できるソニーエリクソンの公式ツールがあり安心してRoot化ができる
  • Bootloaderアンロック+SIMロック解除ができるツールが安価で入手できる
  • ドコモ公式ではアップデート断念と発表されたAndoroid4.0へのアップデートが可能

 

但し、これらはあくまで自己責任となり、保証も一切受けられなくなります。


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